2016年7月5日 | 未分類 |
小6のレスリングの全国大会は地元焼津開催でした。
焼津には2つのレスリングチームがあり、オリンピック選手を2人出しているほど盛んです。
地元開催ということで、市で壮行会を開いてくれ2チーム中の一つのキャプテンとして出席しました。
組み合わせも地元有利に組んでくれることもあって、順当に行けば銅メダルはとれるんじゃないかと期待できるものでした。
全国大会前日事件はおきました。
同級生が僕にじゃれてきてバックドロップをしたのです。いきなりだったので受け身をうまくとれず、肘を負傷。肘が間借りも伸びもしないようなケガをしてしまいました。
よって全国大会地元開催そしてキャプテンにも関わらず1試合もせず棄権。という最悪な結果となりました。
開会式だけ三角巾をつけ出ている写真がいろんな意味で痛々しいものでした。
このときは、僕ももちろんショックでしたが、指導してくれたコーチもショックだったと思います。頭をパチンとたたかれ、「ばかやろう」と言われたときの表情は覚えています。決して怒っている感じではなく、なんとも表現出来ない表情でした。そして両親。特にいつも練習を見に来てくれた父はショックだったと思います。起ったことをぐずぐず言わない父。「まぁしょんないな」こんな言葉をくれました。これは覚えていますが、これにどんな感情を抱いたかはあまり覚えていません。
ケガをして出れないとわかって。涙したのは初めてのことでした。
この経験がものすごく今に生きています。
こんな状況よくあるんです。子どもたちには。
でも、さすがに「全国大会地元開催そしてキャプテンにも関わらず1試合もせず棄権」って子はなかなかいません。笑
だから、同じ気持ちにはなれなくても近い気持ちはわかってあげることが出来ます。
だからあの時あんな時あんなタイミングであんなケガをしたのは、神様からのプレゼントだったと思うのです。
少々強引でしたね。ただ思うのは喜劇王チャールズチャップリンの言葉。
「人生はクローズアップでみれば悲劇。ロングショットでみれば喜劇。」
そういうことなんです。今の悲劇は、いつか喜劇になっちゃう。
だから僕二とってもあの日は悲劇でした。でも今はそれは良い思い出であり、むしろ役に立ってる。というか無駄な経験なんてないと思います。
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