木根塾「３０期生」輩出しました！

２０１７年３月３日のブログで

【「木根塾」というものをはじめます！】

と宣言しました。

きっかけは

近隣の中学校から

職場体験を依頼されましたが

曜日的なことや時間的なことで

日程が合わず

お断りすることがありました。

その時に

うちに来てくれている子たちの中で

希望する子がいるとするなら

職場体験やってあげたいな。

と思いました。

だったら

自分で作ればいいじゃないか。

と思ったことがきっかけです。

展望としては

『春休みに来てくれた子を

第1期生として

夏休みを第2期生。

冬休みを第3期生。

と長期休みの時に各１名ずつ実施。

１年３期１０年で

３０人の木根塾生を輩出。』

そんなことをイメージしていました。

こちらから

「やってみない？？」と働きかけて

やってくれる子もいましたし

自ら「やりたい！」

という子もいましたし

親御さんが「やらせたい。」

という子もいましたが

ありがたいことに

１度も実施しない

「◯休み」がないほどに

参加してくれました。

むしろ

最初のルールからは

少し離れてしまいましたが

「中学２年生のうちに。」

「高校にあがる前に。」

など理由があり

各期で2人実施する時もあり

１０年ではなく９年で

昨日、３０期生を迎えました。

最初の４期生くらいまでは

かなり厳しく実施しました。

仕事の厳しさを！

なんて思っていました。

しかし

仕事の厳しさよりも

仕事の楽しさを伝えられた方がいいな。

と少し考えを改めました。

とは言っても

この子には厳しさを重視した方がいいな。

この子には優しさを重視した方がいいな。

この子には楽しさを重視した方がいいな。

この子には緊張感を重視した方がいいな。

その子の性格や

その時のその子の心情に合うように

または逆らうように実施しました。

思ったよりも

仕事ができるな！と思うことも逆なことも

この分野のことは得意なんだなと思うことも

苦手なんだなと思うことも

褒めて伸びる子なんだなと思うことも

褒めたら調子に乗っちゃうな。と思うことも

注意すると不貞腐れちゃうと思うことも

注意した方が集中力増すなと思うことも

いろんな子がいました。

修行時代に僕が

経験してよかったと思った

あの例の特訓も

みんなにはやってもらったね。

そこで感じたことは

きっといつか役に立つと僕は思っています。

僕が中学の時に行った

職場体験と木根塾が大きく違うのは

ワークシートがあること。

目的は自分自身の見つめ直し。

価値観の再確認、

何に感動して何を感じてきたのか？

何が大切でこれからどう生きたいのか？

そんなヒントとなる

または羅針盤になるワークをやってあげたい。

そんな思いで作成しました。

お昼ご飯が

「カレーランチ」のことが多かったのは

その店は皆さん店員さんが外国の方で

日本人じゃない人が日本で

気持ちよく礼儀正しく

一生懸命仕事をしている姿は

僕個人として素晴らしいと思っていたから

その姿を見て彼ら彼女らが何かを感じてくれたらと

思っていましたしそんな話をしました。

食事をするときに

料理が来たら

スッとお箸やスプーンを取れる子

水がなくなった時に自分だけでなく

他の人のも入れることができる子

そういう子もいました。

できない子もいました。

できない子が悪い！とは思いません。

今の時代はこういうことを

会社で言えば上司が求めれば

ハラスメントになるのかもしれないけど

年上とか年下とか関係なく

料理が来た時に

自分サイドにお箸があれば取るし

おしぼりを店員さんが持ってきてくれたら

みんなに配るし水がなくなれば入れる。

こういうことを自然にできなきゃダメ。

とかじゃなくて

できた方がきっと関係性が円滑になる。

僕はそう思います。

なんで箸取るんだよ！という人も

おしぼりは自分で取るから取るなよ！！という人も

水を勝手に入れるなよ！という人も

あまりいないと思います。

そしてその行動は

「ありがとう」が自然に出てくる。

そんな行動です。

「ありがとう」をもらえる人生は

きっともらえない人生よりも

豊かなものになると思います。

だから小さな「ありがとう」を

たくさんもらえる人生になってほしいな。

大袈裟に言えばそんな風に思います。

たった１日だとしても

1人の学生と１日中一緒にいることは

なかなか通常ではありえません。

学校の先生だって

この時間を過ごすのはきっと難しいでしょう。

「木根塾をやってよかった！」

と僕が思えることは

そんなかけがえのない１日を

３０人と体験できたこと。

僕たちが木根塾生に

与えられたものがあったとしたなら

それはそれは嬉しいことだけど、

例えそれがあまりなかったとしても

少なくとも僕たちは

木根塾に来てくれた子たちから

大きなものを与えられました。

参加してくれた

皆さんありがとうございました！！

ほらキミたちは

木根塾に参加すると行動したことで

「ありがとう」を１つもらえたよ！笑

自分の行動は誰か感情を変えるんだよ！

そういうことを絶対に覚えておいてほしい。

木根塾に参加してくれた子たちの中には

今もずっと関わっている子もいれば

今は縁が薄くなっていて

会えなくなってしまった子もいるけど

あの時に一緒に過ごした時間は

僕の中には残っているので

いつでもまた顔出してください！！

キミたちの中にも木根塾のことも

僕たちのことも残ってくれているといいな！

そんな風に思います。

今もずっと関わっている子たちは

これからもぜひよろしくね！

木根塾はひとまずこれにて終了です。

あの時思い立って行動してよかった。

思い立たなければできかったし

思い立っても行動しなければできなかった。

とても良い時間を過ごせました。

ありがとうございました！　

そして

前向きにお子さんを参加させていただいた

親御さん方ありがとうございました！！

今後ともお願いします。

最後に

木根塾のボードつくってくれたYさん。

ようやく埋まりました！カタチにできました。

ありがとうございました！