2022年8月18日 | 未分類 |
毎日ブログ3122日目。
「自分の大会にして来い!」
そんなかっこいいことを
言って送り出しました。
(この顔で)
その子は
痛みでプレーができなくて
来てくれました。
3週間後に控えた大会に
どうしても出たいということでした。
病院でのチェックはオッケー。
ジョグから徐々に上げていき
階段を登るように復帰を目指しました。
基本的な考え方として
ダッシュができなくて
競技はできることは少ない。
と考えているので
例外のスポーツもあるけど
ダッシュができなくて
ゲーム形式に行く。ということは
ないようにしています。
そうしないと
またゼロに戻ってしまうから。
ゼロに戻れば
復帰へのモチベーションの
維持はとっても難しくなるのです。
その子は少しずつ確実に階段を登り
大会の4日前にはゲーム復帰を果たし
目標であった大会に臨めました。
僕としては役割を果たせましたし
その子にとっても親御さんにとっても
良い形で迎えられたと思います。
しかしながら
その大会で
元々とは別のケガをしてしまい離脱。
思うような結果には至りませんでした。
翌々日にみさせてもらった時
僕の判断としては
目標としている大会に対して
離脱するようなケガには
思えませんでした。
実際にその子は
痛みをかばい歩いてくるわけではなく
普通に歩いているようでした。
簡単には言えないけど
その子に
これって本当に試合を欠場しなければ
ならないようなものだったと思う?
するとその子は
できたかもしれない。
と答えました。
その子には
目標としていた大会に
向かうまでに
ご両親が毎日のように
施術に連れてきてくれたこと
ここまで自分が階段を登るように
準備してきたことを話し、
本当にその時に
あきらめてよかったのかな??
という話をしました。
そして
気持ちではどうにもならないものも
あるけど
気持ちがなければ何もできないよ。
と伝え
その子は
納得するように
涙を浮かべ(浮かべているように見えた)
うなずきました。
週末には別の大きな大会は迫っている。
1週間の中で準備していこう。
そして大会直前にかけた言葉が
「自分の大会にして来い!」
誰にでもかけることができる言葉では
ありません。
もし学生時代のケガをした僕が
同じ状況だったとして
僕は僕に
そんな言葉はかけることは
できません。
だって僕には
そんな実力なかったから。
でもその子の
チームでの立ち位置
地域でのポジションを聞いていると
そのことが可能だと思ったし
その言葉が
「魔法の言葉」に
なってくれたらな。
と思いました。
大会を終えて
メンテに来てくれた時
その子は
満足気な顔で
MVPみたいなやつもらいました!!
みたいなやつってなんだよ。笑
と思いながら
自分の大会にできた??
と聞いたら
うん!
と明るくうなずきました。
その「うなずき」は
あの時のうなずきとは
まるで違うものでした。
僕の言葉は
【魔法の言葉】だったわけでは
ありません。
その子が
覚悟を決めて
やると決心したから
できたのだと思います。
この経験がきっと
将来に生きる。
そう思います。
僕もずっと覚えていたいし
その子にも覚えていてほしいから
記しておこうと思いました。
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